浪人街ー!

Category : マイブーム DVD   at10. 17, 2004
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浪人街
浪人街
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ポニーキャニオン (2004/12/23)
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浪人街、DVDが出るです~!嬉しいー!速攻予約ボタンぽち。
この間WOWOWで放送してたから、出るかなってちょっと思ってたんですが。
どっかで一人ずつのロングの写真、おっきく使ってくれないかなあ……大好きなのに。
パンフレットにもないんですよね……。

というわけで、記念に観に行ったとき勢いで書いたレポ(JUGEMのブログに載っけてました)をコピペしときます。
書き殴ったまま相当長く、ナチュラルにネタバレ入ってますのでご注意を。

青山劇場で公演中の「浪人街」を観てきました。一度観た友達が熱心に勧めてくれて、チケットを手配してくれました。
行く前に改めて調べたらすごいキャストとスタッフでビックリ。芸能人詳しくない私ですら知っている人がいっぱいいるよ!(笑)音楽は教授だし。まるでテレビの2時間ドラマスペシャル~。
お芝居は四季以外は小さな劇団の公演を観に小劇場へ足を運んでばかりで、こんなメジャーそうなメンツでお金のかかった舞台というのは初めての経験です。

物語の舞台はペリー来航から10年後の文久三年の春、というから末期の江戸。ストーリーは有り体に言うと、混迷した世の中でリストラされた侍が飲んだくれてる日常──と言ったら言い過ぎか……(笑)
主要人物は、三人の素浪人と、紅一点の巾着切り。
それぞれに個性的なメンツが個々に暴れているあたり「三匹が斬る!」を彷彿とさせられます。
お話は時代劇を見つけているとさほど斬新な風味じゃないんですが、全体の演出がおもしろいです。若い感覚で新しく描かれる時代物。好きだからジャンルとして確立して欲しいな。スタイリッシュチャンバラ?
細かい会話、小気味よくておもしろかった~。アドリブも効いてて、何度か足を運んでいる人も楽しめるんじゃないでしょうか。

そして、なんと言っても見所は終盤の殺陣。三人の浪人の戦い方がまた、個性溢れていて要チェックです。
しかも、とにかく大暴れ&ずぶぬれ(笑)!
舞台上の左右に水が張ってあって、そこへ勢いつけて突っ込むわ、血しぶきが吹き上がるわ、大変な騒ぎ。剣戟の火花まで散る!舞台装置もがんがん動きます。テレビで言うところのカメラワークを、舞台で演出しているといったふう。
とにかく、ものすごい派手。そのわりに、ある程度斬るごとに敵の剣を拾って取り替えたりしていて、細かいとこがリアルなのがおもしろい。

まったくもって、エンターテイメントな舞台でした。新鮮!

さて、軽くネタバレ系レポ。


井原さん(母衣)の殺陣はどっしりしていてかっこよかったなあ。居合い崩れの一閃。立ち回り方に安心感のある方です。さすがJAC出身。人の良い役どころとのギャップがまた一層、殺陣の凄味を増す演出になっています。体つきも相当大きいから迫力ありますね。唐沢さんと並ぶと、体全体が1.5割り増しくらいでかい。

唐沢さん(源内)のは、あんたそんな無茶な剣の振るい方で剣術指南役だったのかよ!とツッコミたくなるカンジ──知らないうちに二刀流になってたりするし──ですがかっこいいから許します(笑)とてもパワーのある殺陣です。舞台の上を縦横無尽にかけずり回っておられる姿は本当にすごい。とても40代とは思われません。
というか、その人死んでしまいそうなのでもういいですやめてやってください、と言いたくなるあの殺陣の長さ(笑)

剣の振るい方は中村獅童さん(牛v)も相当無茶なんですが、見得を切るさまがかなりかっこいい。さすが歌舞伎の方ですね。
後半はもうガーガー吼えながらゴロゴロ転がっていて、殺陣でもなんでもないんですが(笑)
斬られ役の皆さんも一緒にびしょびしょのドロドロになって奮闘していて、握り拳で応援したくなります……がんばーれー!

あれを一日二公演は相当しんどいと思います。体力的にも、気持ち的にも。ホント、大変だー。

松たか子さんのお新はおきゃんで可愛い~。ど真ん中っぽく好きな女の子のタイプvなんでこんな男に惚れちゃったんだ!って地団駄踏むの。かわいい。
源内はホントにどうしようもない男だけど、どうしようもないからあたしがせいぜい面倒みてあげなきゃね、って最後に切り返す。
恋する女の子は最強なのです。やはり。
ちょっと母衣がかわいそうだけど、あいつがあわあわしてんのも可愛いからいいや……笑。
母衣はもう、実直と純情を絵に描いたような男。伊原さんは自分の純情を絞り出してがんばってたそうですが、ごく自然で、ご本人の雰囲気ととてもよく合ってました。(天然じゃなくて絞り出しているんだとしたら、公演終わるころには絞りかすになってしまうよ伊原さん……(笑))

おいしいキャラだなあ思うのは牛ですね。獅童さん素敵ー!浪人というよりは、ヤンキーなんですけども(笑)。何人(なにじん)だお前!という陣内のツッコミが笑えます。ホントにな……。(←稽古場写真はど金髪。いっそ金髪のままでも良かったんじゃないかと思ったりしますwどうせ全員ザンバラだし)
裏表がなくて、喧嘩が大好きで、もう酒が好きで好きでしょうがない。(おごってくれそうな母衣がやってくると前でスキップ踏むわ、恩人の仇と一緒に杯酌み交わして友達になっちゃうわ)
けれども、自分らしく生きるというこだわりが一番強い人。自分だけの嗅覚で生きているので、幕末だとか、仕官だとか、彼にとってはどうでもいいのですね。母衣に見損なった!としょぼくれ、陣内に寂しい男よと吐き捨て、もう友達じゃない!とすねる。
最後は二人を迎え撃つ陣営にいながら、櫓のてっぺんから「やはり嬉しい男よ」と満面の笑み。
どうにも憎めない、可愛い男です。

陣内は、ホントにホントにどうしようもない男。非常にわかりやすく女の敵(笑)
「さてもねぇねぇ、つまらねえ──荒巻源内なんにもねぇ」……ホントに何にもないと思います(笑)親友と斬り合ったときに全部置いて来ちゃった模様。
執着がどこにもない。他人の命どころか、自分の命すらどうでもいい。むしろ、自分の中身を吐き出すことで生きている。からっぽになりたい人。
あれは男性から観たかっこいい男、憧れる男なんじゃないかって気がします。
私の好みとしては、もうちょっとどこかに芯を残しておいて欲しかったなー。飄々とした駄目男は好きなタイプの男なんだけど、駄目すぎる(笑)。
唐沢さんの言い回しはとても好きです。ときどきぐっと低くなるお声の迫力がいい。

男どもの、他愛なくてだらしない日常と、生き様、死に様。
あちこち足りないところがどうにも、愛すべき人たちでした。

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